結局どう選べばいいの?夏場を乗り切るクーラントの選び方

2016年05月09日 コラム

最近、Attack Storeでケミテック製クーラントの取扱を開始しました。冷却系の対策が注目される夏前ということもあって、問い合わせを頂くことが多い商品です。

さて、そんなクーラント。
ケミテック製のものについては5種類ラインナップされていますが、どう選べばよいのか?各商品の特徴を踏まえて簡単にまとめたいと思います。

業界が認める高品質・高性能クーラント

まず選び方に触れる前に、そもそもケミテック製のクーラントって?について簡単に触れたいと思います。

ケミテック製クーラントは、環境問題はもちろんの事、各種液剤調合から製造、商品管理、そして発送までを国内の自社工場で一貫して行い「安定した冷却液をお届けすること」をテーマに開発・販売されています。

ケミテック製クーラントラインナップ

当然ながらその性能や品質は、量販店で安売りされているロングライフクーラントとは一線を画す性能を誇り、スーパーGTやスーパーフォーミュラ、D1GP、スーパー耐久などでも採用が決まり、環境対策品の冷却水として最も注目された“高性能冷却水”です。

ケミテック製クーラントの選び方

ケミテック製クーラントは使用する車両の用途や環境に応じ、現在は下記の5種類がラインナップされています。

  • 低フリクションロングライフクーラント、PG55HQ
  • クリーンディーゼル専用ロングライフクーラント、PG55CleanDiesel
  • ハイエンドスポーツクーラント、PG55RC
  • 純粋な性能を追い求めた超高性能“冷却水”、PG55TA
  • 競技専用クーラント、PG55GT

各クーラントの用途については以下の通りです。

街乗りメインな車両、あるいは時々サーキットな車両

エコカーやノーマル準拠の車両、あるいは時々しかサーキットを走らないという場合には、PG55HQがおすすめです。

エコカー向けロングライフクーラント

このクーラントの押しは何といってもロングライフ低フリクション。今どきのエコカーに求められるウォーターポンプの低フリクション化に貢献するだけでなく、渋滞時やサーキット走行時に求められる冷却性能も兼ね備えています。

そしてPG55HQはプロピレングリコール液剤を使用したスポーツクーラントとしては圧倒的なコストパフォーマンスを誇り、低価格ありながら5年10万キロというロングライフという性能を持つスポーツクーラントとしてもおすすめです。

クリーンディーゼル&ディーゼルの乗用車と商用車なら

ディーゼルエンジンの車両ならロングライフクーラントは迷わずPG55CleanDieselがおすすめです。なんといってもディーゼルエンジン専用に開発された強みが魅力で、CX-5やデミオ、ハイエース・キャラバンなどディーゼル車に最適な専用プロピレングリコールクーラントです。

km_pg55cd

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと異なり、定常運転時においても「DFPクリーニング」を行うため、必然的に高水温となることがあります。PG55CleanDieselは、その高水温時の抑制対策や冷間時の水温上昇の早さなど、あらゆる面でディーエルエンジンに最適化されたロングライフクーラントです。

街乗り<サーキット走行(スポーツ走行)という用途な車両

街乗りよりもスポーツ走行(走行会等)のサーキット走行が比較的多いという車両にはPG55RCがおすすめです。

km_pg55rc

PG55RCはサーキット用途に特化した高性能クーラントで、水温上昇の抑制からクーリングラップでの下がりやすさに貢献し、車両がもつ冷却システムが効率的に働くように構成されています。また、その特性は待ち乗り時の渋滞走行時の冷却効果にも威力を発揮します。

無駄な機能や用途は一切なし。究極の冷却水が欲しいなら

究極の性能を誇る冷却水であり、最も水温を安定できる純水をベースに開発した究極のクーラントPG55TA。初めに断っておきますが、これは一般的なクーラントでなければ水でもありません。氷点下では凍るため、冬季の運用には注意が必要です。

究極の高性能エンジン冷却水

PG55TAは究極の冷却性能を求めて生成された、競技専用の“冷却水”です。求めたものは冷やし過ぎるわけでも、温度上昇を早くするわけでもない「適正水温の維持」するという新発想の冷却性能。

ピット待機時や走行風を得られないスリップストリーム、低回転で走行するクーリング走行等、時々刻々と変化するサーキット走行において、エンジン性能が最大限発揮できるよう比熱(吸収する熱量)が変化し、適正水温の維持に最適化された究極の冷却水です。

競技会やイベントなどのモータースポーツ専用車両

通年を通してモータースポーツ競技に参戦している車両ならPG55GTがおすすめです。このクーラントはいわゆる「不凍液」でありながら、これまでの常識を覆すクーラントになっています。

km_pg55gt

最大の特徴はグリコールを一切使用しない生成方法。グリコールは路面に飛散するとオイル同様に処理しないと滑るため、モータースポーツでは敬遠されています。
(バイクレースやカートではクーラントを使用することが出来ません)

PG55GTはPG55TAをベースに開発され、特殊アルコールを配合することで冬季使用に耐えうる不凍性能を保持。そのためグリコールを一切含まずに高性能な冷却効果もち、イベントによっては指定冷却水にされるほど。

万が一の飛散時、後続車やイベント進行に最小限の影響にとどめるPG55GTは、モータースポーツ愛好家のために生まれた高性能クーラントです。

まとめ

ケミテック製クーラントには、オールマイティーなものから角がとんがったものまでラインナップされています。当然、車両や使用環境、用途にマッチしないものを選んでしまうと痛い思いをする可能性はありますが、その性能はモータースポーツ業界が認めた確固たるもの。

使用するクーラントによってはフラッシング作業も必要になるため、交換作業に自信のない方はいつもお世話になっているプロショップに相談の上、選定や購入、交換作業を実施されることをお勧めいたします。

冷却性能が求められる夏場のシチュエーション。事前のしっかりした対策で壊すことなく、カーライフやサーキット走行をエンジョイしましょう(^^)

Attack Storeはこちら!

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